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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

東京湾納涼船にお出かけ。

会社の暑気払い企画で東京湾納涼船へお出かけ、というか乗船。

www.nouryousen.jp

参加費は必要だが福利厚生の一環なので支払った金額以上にいたれりつくせりしてくれるので毎年家族で参加している。

 

土曜開催の回はすぐに埋まってしまったので今年は初の平日参加。

私は仕事帰りに直行し、ナツオは保育園後に甚平に着替えて向かう。

平日なので子どもは少ないという事前情報。

ならば甚平を着させてナツオを目立たせるっきゃない。

チヤホヤしてくれるのも保育園児のうち。

小学校に入ったら実力がなければ可愛がってもらえない。

何をやっても許されるのは今だけである。

 

浜松町で降り、乗船場所の竹芝桟橋に向かう途中から、いかにもな浴衣男女がたくさん。

キャッキャしながら歩いてる。

平日だし大学生だろう。

「浴衣似合うかなぁ~」なんていたるところで言い合って。

どいつもこいつもBOYS BE…しやがって、いいなぁ、ちくしょう。

いいんだ、こっちには可愛い息子が2人もいるんだから。

 

ぶつぶつとひがみながら集合場所に到着すると、そんな若者達と同年代の当社の社員達がビシッと立って挨拶し、テキパキと案内してくれる。

若者はこうでなくっちゃ。

 

今年はナツオに加えてレンタ@6ヵ月も参加。

船酔いするかなと気になったものの、海の上は胎内と変わらないだろうという適当な解釈をして連れてきた。

まだ半年前のできごとだから本能が揺らぎを覚えているはず。

 

竹芝桟橋

子ども時代によく家族で来たところ。

神奈川から車でここまでやってきて、ここから新島、大島、初島式根島と毎年のように出かけてきた。

納涼船に来るたびに昔々の家族旅行を思い出す。

我が家も旅行の時だけは平和だったな。

 

そんなわけで毎年来るたびにナツオには熱く語ってしまう。

ここには失われたイクオ家の思い出があるから。

昔はあーで、こーでと説明しながら待合場を一周。

さすがに三回目となる今年はナツオも相手にしてくれなくなった。

前にも聞いたよとビシッと言われてしまい寂しくなる。

 

売店を覗いたりしながら適当に時間を潰して乗船。

乗り込む瞬間は毎回テンションMAX。

ナツオと2人で騒ぎながら乗り込む。

妻はレンタを慎重に抱えながらの乗船。

飛行機でもなんでもでっかい乗り物が相手だと心が躍る。
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乗ってしまえば後は宴会するだけ。

伊豆諸島へ向かうときは雑魚寝するスペースが団体専用会場となっており、毎年スペースを貸し切ってのお座敷宴会。

お座敷なのでレンタも心おきなく転がせておける。

今年は事前の根回しのおかげで同席するメンバーは後輩ばかり。

つまり、このテーブルで一番偉いのは私。

(そうなると正確には私の妻になるのだが…)

気楽に食事して気楽に飲む。

子どもが少なかったので、ナツオはチヤホヤされっぱなし。

テーブルに関係なく色々な人がやってきたはナツオの為にお土産と称して、お寿司やらお菓子やらアイスやらおもちゃを船内の屋台で買ってきてくれた。

 

例年はお顔を知っている程度の他部署の方と同席になるので、適当なタイミングでナツオを連れて船上へ行って休憩していたのだが、今年は気楽な裸の王様状態。

ナツオとレンタのことをみんながお世辞MAXで「かわいいですねぇ」と言ってくれるのでもう極楽。

竜宮城に連れて行かれた浦島太郎のように楽しすぎて腰が重くなる。

飽きだしたナツオを気疲れした妻が船上に連れて行ったが、結局私は船上に一度も行くことなくただひたすら飲み食いしていた。

工場夜景やレインボーブリッジの夜景は、確かに美しく、何度見ても目に優しくて疲れた心を癒してくれる。

しかし、それと同じくらいに若い人たちからのおべんちゃらは、確かに美しくはないが、何度聞いても耳に優しくほろ酔い状態な体に染みわたっていく。

そう、ただのアルハラ親父であり、典型的なダメ先輩である。

ただね、わかっちゃいるけれどやめられない。

 

しかし、幸か不幸か今回はナツオやレンタに加えて妻が同伴している。

船上散歩から帰ってくるなり、

「ちょっと、いい加減にしたら?入口から見たら一人でヘラヘラして気持ち悪いったらありゃしない。みんな迷惑してるよ。」

 

一瞬で酔いも冷めるってなもの。

更に追い打ちをかけるようにナツオが一言。

 

「おとーさん、お酒飲みすぎだよ。まったく。」

 

5歳児の核心を突くセリフにどっと沸くテーブル。

サザエさん的な展開にみんなが笑ってる。きっと海の中で小魚も笑ってる。ルルルルルル。今日もいい天気だ。

 

この流れでひとりアウェイだった妻も自然と後輩達と楽しく歓談している。

忍法ノリスケさんの術大成功。

これはノリスケさんのように自ら道化役となることで場を和ませる高度なコミュニケーション術である。

 

結果オーライで今年もイクオ一家で美味しく楽しい納涼船であった。

心配していた船酔いはナツオ、レンタともに関係なし。

大きな大きな船だからよっぽどでなければびくともしないのだろうか。

いつかは伊豆諸島にも家族で出かけたい。

 

ちなみに下船時、妻はいつの間にか大量のケバブサンドを抱えていた。

ナツオをだしにしてお偉いさん達から余った金券(納涼船内の屋台用)をいただき、それで購入したらしい。

宴会料理でめちゃめちゃお腹いっぱいなのに、と思っていたのだが、翌日の朝食用とのこと。

ケバブさんどならば火が通っているし安心かなと。

恐ろしく冷静でちゃっかりしている。

いつだってやっぱり妻には勝てません。