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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

ナツオ@5歳の誕生日プレゼント事情。

あげたいものと欲しいものは違うんだという当たり前の話。

 

7月20日に5歳を迎えたナツオ。

誕生日といえば誕生日プレゼントである。

誕生日、クリスマスに限らず我が家のプレゼントは全て妻が握っている。

私の場合は家計費ではなくお小遣いからならば許されるが、義父母に関しては財布が別にもかかわらず妻の決裁が必要である。

 

収納場所はとらないか?

知育玩具または教育やしつけにいいものか?

過度に高価ではないか?

 

義母が実の娘である妻に根回しをしているところを不憫に思う。

孫が好きなもの、喜ぶものをあげたいだろうに。

しかし誰もバリキャリ妻には頭があがらない。

恨むべきは資本主義社会である。

 

そんな中で迎えた今年の誕生日。

お祝いディナーを終えるとナツオおまちかねのプレゼントタイム。

 

まずは義父から。

英語のしゃべる絵本。

ボタンを押すと場面に合わせて英語と日本語を話してくる。

シンプルな分だけ楽しい。

ナツオも楽しそうに遊んでいる。

これで英語が話せるようになれば苦労しないよ、とナツオのテンションに少しふくれる私。

 

続いて義母から。

LEGOの黄色いボックス。

 

レゴ (LEGO) クラシック 黄色のアイデアボックス<スペシャル> 10698

レゴ (LEGO) クラシック 黄色のアイデアボックス<スペシャル> 10698

 

 

これは立派!

ナツオの目の輝きが違う。

早速中身を取り出して遊び出す。

ナツオの食いつきのよさに義母も嬉しそう。

創造的に想像力を養ってくれるLEGO

事前の根回しもあり妻も満足して眺めている。

よしよし。

 

ここまでの流れはいい感じ。

ナツオの目が

「次はなんだ?さあ愛する父よ、母よ、プレゼントを渡したまえ」

と訴えている。

 

真打登場。

誇らしげにプレゼントを取り出す妻。

私は事前に聞いており、ここからの展開が予想できたのでノータッチ。

我々両親からという名目ではあるが、私は賛同していないことをアピール。

これから取り出すプレゼントはお母さんからだからね。

お父さんは関わってないからね。

と無言で伝える。

届け!以心伝心の術。

 

嬉しそうにプレゼントを受け取っては中身をとり出すナツオ。

さてさてどんなリアクションをしてくれるのか。

 

包装紙をひろげた第一声は、

 

「えっ?」。

 

嬉しさも喜びも伝わってこない。

むしろ全ての感情が排除されている。

 

「えっ?何これ?これ何?」

 

巧みに倒置法を駆使してたたみかけてくる。

目が点とはまさにこのことであろう。

豆鉄砲を食ったようだよ鳩が。

 

妻が丁寧に丁寧に包装して贈った5歳の誕生日プレゼント。

 

それは「自転車用キッズプロテクター」である。

 

 

しかもアマゾンプライムデーに購入したお得品。

御得道もここまで極めれば気持ちがいい。

 

ナツオが???となるのも無理はない。

なぜならナツオにとってはそもそもプロテクターが何かを知らないから。

知らないのだから当然欲しがるわけもない。

ナツオから見たら未知との遭遇なのである。

「これ何?闘うときにつけるの?テコンドー?」

混乱の極み。

 

ほら見たことか。

欲しがっていたならばまだしも、一方的に、しかも得意げにプロテクターを誕生日プレゼントとして渡すなんて聞いたことがない。

それにプロテクターはギフトではなくて実用品である。

必要経費として処理しても税務調査でひっかかることはないだろう。

 

リアクションにがっかりする妻。

と、灰になったかのようにがっかりしている息子。

 

しかしこんな展開が予想できていた私。

抜かりはない。

むしろ振れ幅は大きい方がよい。

ナツオが欲しがっていた仮面ライダーエグゼイドのおもちゃをビックカメラで購入して用意していた。

装動という2つで1,000円もしない食玩のフィギュアである。

 

 

じゃじゃーんと取り出すと大喜び。

落胆していた分喜びも格別。

 

サポーターを投げ捨ててフィギュアで楽しそうに遊んでいる。

完全勝利

 

もう夜は妻に説教ですよ。

プレゼントとは?について熱く語る私。

あげたいものと欲しいものは違うんだと。

焼き肉食べたい気分で盛り上がっているときにお寿司と言われても素直に喜べないだろ?

有名パティシエのケーキ食べる予定が急にスーパーのわらび餅になったらどう思うよ?

 

さっき見たナツオの表情が全てなだけに反論できないよう。

クリスマスは気をつけましょうで落ち着く。

 

しかしさすがは頭の良い妻。

クリスマスに向けてのロジックを考えだす。

「欲しいものとあげたいものの違いは良く理解した。

ならば、あげたいものを欲しがるようにしむければいいだけでしょ。」

うぬぬ。

 

ちなみにクリスマスプレゼントの候補は?と聞いてみる。

 

「去年のはサイズアウトしたので、冬物のコートかダウンかな。お出かけの時に着れる冬物のアウターをあげようかと思っている。」

との回答。.

 

だから、それは実用品だろ!

 

果たしてクリスマスプレゼントはどうなることやら。