今日から6月。
気分一新で仕事に励んでいく。
ようやくクールビズが始まるからでもあり、
いよいよ9月1日からの育休取得へ向けたカウントダウンが始まるからである。
まだ株主総会を控えていて忙しいのは忙しいが超激務モードは終了。
今月は特別条項の該当月ではないのでマックス20時には強制退社。
職場もようやく落ち着いてくる。
毎年このタイミングで職場内の大掛かりな業務変更が行われる。
しかし、私は育休に入る身。
どうなるのかと思いきや、メインの仕事はマニュアルの整備となった。
レポート作成や分析系の時間を使う仕事が激減し、チェックと引き継ぎとマニュアル作成が中心となる。
株主総会や第1四半期決算が控えているので今まで通りそちらの仕事にも取り組んでいくが、時間を消費する仕事が激減したので気分的に楽。
と同時に、いよいよなんだなと気もしてくる。
5年前の初めての育休取得時は9月の取得に向けて4月から引き継ぎモードだったので、今回はまだかまだかと気ばかり焦っていた。
育休取得まであと3ヶ月というタイミングでもあり、昨日は上司にふいにの呼ばれてランチ面談。
5年前もふいに役員に呼ばれて
「これからの会社人生で出世が遅れることは覚悟しておいてほしい。
しかし決して会社を怨んではいけない。
君が選んだ選択の結果なのだから。」
なんてことをわざわざ言われたのでちょっと身構える。
この人も何か言いたいのかなと。
しかし、昨日の内容はいたって建設的。
引き継ぎを誰にするか、見えない仕事としてどんな仕事を抱えているのか。
復職後のキャリアビジョンはどんなことを考えているのか。
身構えていただけにほっとする。
人が変わったからか、時代が変わったからか。
とても建設的で有意義な時間であった。
そして今日から私はマニュアル作りの鬼となる。
会社体質の問題か、社風の問題か。
たいした奥義も秘伝もなく、むろん伝統芸能でもないのだが、我が職場の引き継ぎは口伝によって守られてきた。
2010年まではパソコンも20人に対して5台しかなく、紙文化、手書き文化であった。
もっと早くパソコンを導入していればソニーだってシャープだってまだパソコンを製造していたかもしれないのに。
日本企業の敵は日本企業だったりする。
そんな職場なので基本的なマニュアルはなく、担当者が個人の判断で作成しているくらい。
パソコンにはうとい部署ということもあり、エクセルなのに手入力させている部分が多々ある。
ヒューマンエラーの源泉がそこかしこに用意されている。
最初に配属されたのがここの部署だったので、これが当たり前と思っていた。
なので異動した部署では全てが整然とされたファイル管理&エクセルを駆使した分析業務が待っていたのでその落差に驚いたほど。
お米料理って白米とおにぎりだけじゃなかったのか!
お米があればチャーハンもパエリアもドリアも何でもできちゃうのか!
というくらいに衝撃を受けてしまった。
職人さんの集団ならまだしもここは作業者の集積地。
難しいことは何一つなく、ただ難しくしているだけの気がする。
暗黙知の形式知化に向けて今日からコツコツ、コツコツやっていくのみ。