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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

余命近々の父と祖母。

シルバーウィークまでと言われつつ、

シルバーウィークを乗り切った父。

このシルバーウィークは母を祖母を連れてと大忙しであった。

祖母からみたら息子である父。

親となった今ならばその悲しみは計り知れない。

病院へ向かう車中で既にオロオロしている祖母。

父から電話がちょくちょくあったみたいで、

・癌の末期

・手術等の治療は不可能

であることは知っていた。

それでも、入院すればなんとかなると思っているよう。

さすがに、余命近々とまでは思ってもいない。

そんな祖母を連れて病院へ。

父の現状を見た瞬間に表情が凍る。

一言で言えば、「絶望」。

絶望という感情があるならばまさにこれ。

ただただ泣き崩れる。

父も反応している。

そして私に一言。

「もういいから。

 ばあちゃん連れてもう帰れ。

 家まで送ってやれ。」

親を思う息子と子を憂う母。 

これぞ親と子のあるべき姿か。

帰りの車中では一言も話さない祖母。

悟りを開いたかのような表情。

なんて声をかければいいのかわからない。

帰宅してからは自分に言い聞かせるかのように、

「正月は無理かね。

 2月くらいまでかかるかな。

 春になったら退院祝いでみんなで温泉行こうか。」

と語り出す。

もどかしくて、現実を見ようよ!

なんて言いたくなるも妻にとめられる。

いくつになっても親は親。

ナツオのことを考えるといたたまれなくなってしまう。

二年前に夫を亡くし、

間もなく息子を亡くす祖母。

待っているのは絶望だけなのか。

今まで以上にナツオを連れて行って、

希望を持たせていこう。