Call me Iqo.Pls!

月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

孫の存在感2。

母の介護保険の更新に立ち会う。

今回もナツオは連れて行けないので、

代わりに見やすいようデコレーションした

妻特性のアルバムを持っていく。

面接まで時間があったので、

一足先に母のもとへ。

会うと少し表情が和らぎ、

ナツオの写真を見せると破顔する。

一緒に写っている家族の写真そっちのけで、

食い入るようにナツオを見ては笑う。

そしていよいよ面接。

わかってはいるが、

客観的に「できない」を見るのはちょっとつらい。

手足等の動きの確認や

認知能力を確認するための質問。

明らかに母よりも年上と思われる審査員に

少し同情されながらの審査。

哀しいかな、短期記憶もほとんどなし。

目の前に時計、ノート、ペンを見せ

2、3分後に何があったか確認するテスト。

かろうじて1つはわかったのだが残り2つが出てこない。

今どこにいるのかもわかっていない模様。

その中で審査員が気分転換も兼ねた質問をする。

「お孫さんが産まれたんでしょ?お名前わかる?」

その途端、急ににこやかに笑いだす母。

笑い声ばかりが続いていたので審査員に

「嬉しいよね。でもお名前は忘れちゃったかな。」

と言われてしまう。

しかし、真横にいたイクオにはしっかりと聞こえていた。

「ナツオ、ナツオちゃん」と小さい声で言っていたことを。

30歳を越えると涙もろくなって困る。

ついつい涙ぐんでしまったイクオ。

無機質な短期記憶は失ってしまっても、

大切な孫の大切な名前はしっかりと覚えてくれている。

それだけで十分だよ。