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Call me Iqo.Pls!

月→土とバリキャリ勤務の妻を持つ小心者の夫。2012.09.01→2013.04.15まで一回目の育休取得。育児記録用のブログです。ただいま二回目の育休取得について準備中。

映画 仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦を見にいってきた。

ナツオそっちのけですっかりと仮面ライダーに夢中になってきてしまっている。

マーケティング戦略に見事にはまってしまったようだ。

そんな私だから映画 仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦を見に行きたくなるのは必然である。

 

当然ながら妻は乗り気ではないし、興味すらない。

赤ちゃんの面倒で忙しく心に余裕もない。

「行きたきゃ行けば?自分のおこづかいなならば勝手にどうぞ。」

というスタンス。

 

4月からは繁忙期となり労使協定ギリギリまでの残業と休日出勤が待っている。

そこで妻を目の前にしながらナツオに向かって、

「お父さん4月から忙しくなっちゃうんだよな。帰りも遅いし土曜日もお仕事になっちゃいそうだよ。だからナツオがしっかりとお母さんと赤ちゃん守るんだよ。そうだ!ナツオが鬼やしょっかー達からみんなを守れるように仮面ライダーの映画見に行くか?強くなる方法をお勉強しないとね。」

イクオのキメワザ、三文芝居。

 

こんなこと言われたら4歳児は行きたくなって当然だろう。

もうすっかりその気なナツオ。

妻への追い討ちとして、

「ナツオに苦労かけての残業だから残業代はぱーっとナツオの為に使うか。」

と聞こえる声で大きくつぶやく。

「勝手にすれば?」と妻も大声でつぶやいて交渉成立となった。

 

仕事帰りにわざわざチケット求めに有楽町まで出かけて前売り券&おもちゃゲット。

帰宅早々ナツオに見せつけるとチケットとおもちゃに大興奮。

この笑顔が見たかったんだよ。

2人でバカみたいに映画の予告を連日無限リピートし続けて気分を高め、先日ようやく鑑賞してきた。

 

初めての映画超スーパーヒーロー大戦シリーズ。

 

率直な感想は、とにかく忙しい。

仮面ライダーシリーズと戦隊シリーズものが総出演し闘うというもの。

キューレンジャーやジュウオウジャー仮面ライダーエグゼイドはもちろん、仮面ライダーストロンガー仮面ライダーアマゾンニンニンジャー、ゴレンジャー、仮面ライダー電王等々いれかわり立ち替わり出てとにかく忙しい。

 

帰宅してから妻に「どんなストーリーなの?」と聞かれてハッとした。

トーリー?

トーリーが説明できない。

いや、そもそもストーリーが存在したのか?

 

パックマン仮面ライダーエグゼイドの映画を見たときはストーリーがあり、それなりに楽しめた。

テレビともつながっていて伏線回収もしっかりとしていた。

それが今回はどうだろう。

トーリーうんぬんよりかはお祭り騒ぎ。

この感覚は何かに似ている。

 

 

プロ野球オールスターゲームだ!

必殺技のオンパレードはホームラン競争を見ているようだし、豪腕投手はとにかくストレート勝負、技巧派は超スローカーブや消えるようなフォークを投げ、足の速い者はとにかく盗塁を狙い、強肩野手はランナー無視してとにかくレーザービーム。

とにかくやりきること、出しきることが一番大事。

勝ち負け関係なく一挙手一投足に大盛り上がり。

これと全く同じ感覚。

球宴ならぬ闘宴といったところか。

 

トーリーがないからつまらないのか?

AmazonTVで充分じゃないのか?

 

私の答えはNO。

親子ペア前売り券、2,100円の価値はある。

 

ペナントレースにはペナントレースの、オールスターにはオールスターのおもしろさがある。

また、新聞読んでもテレビ見ても何かにつけて深読みしてしまう毎日。

たまには、なーんも頭使わないでただただ笑っている時間も必要。

無駄に爆音で無駄にCG凄くてハチャメチャな世界に身をゆだねるのも楽しい。

頭使わなすぎてスッキリしてくる。

だって、本当にストーリーがないんだもん。

ひたすら爆発してるし、ひたすら必殺技を繰り出してる。

大人はもう笑っちゃうしかない。

阿波踊りを見学しているときのトランス感みたい。

 

これはちょっと癖になりそう。

このデトックス体験を求めるためだけに次回作品も見に行ってしまいそうだな。

 

自分にとっての出世願望はただのコレクター魂だと気づいてしまった話。

異動情報が飛び交う中、改めて上司に呼ばれて育休について、キャリアについて聞かれた。

引継ぎ体制をどうしていくか、補充要員を確保していくかどうかの相談も含めて。

お酒の席なのでオフィシャルだけどオフィシャルではない場。

他部署の人たちも合流してざっくばらんとした話になっていく。

 

その中で話題になったのが、

「イクオ(私)は出世したいのか?したくないのか?」問題。

 

管理職になるかならないかのボーダー上におり、その気になれば今すぐにでもあがれるチャンスはあるとのこと。

その場では二人目の育休もあるし、と濁していたのだが、後輩からはむしろモデルケースになるべきでは?と言われてしまう。

 

グサっときてしまった。

自分のことばかり考えていたが確かにそれも一理ある。

 

ナツオの入浴があるので私は1時間あまりで帰り、家で妻と会話する。

 

「出世を固辞したら、モデルケースとして出世していくべきだと言われたがどう思う?」

 

「出世したいの?なんで?管理職になったら残業が増えるだけでしょ?育児はどうするの?お金なら私が稼いでるでしょ?」

 

グサッときてしまった。

何も反論できない。

ああそうだった。

この人にはもともと出世という概念がないのだった。

組織に属してはいるが個人契約に近いので階層などなく、それぞれが仕事をして結果に見合った収入を得ている妻。

嫌になったら辞めて次の所属先を探し出すだけ。

 

しかし、もやもやする。

もやもやしていたせいで4時には起こされるのに寝付けなかった。

おかげで出世について深く考えることができた。

その結果がタイトルの通りである。

 

なんで出世したいのかについてブレストしてみた。

 

■メリット

・収入が増える

→増えたところでバリキャリ妻の半分にも満たない。家計への影響度はなし。増えた分だけ家計費として搾取されるだけ。

 

・より困難な仕事を経験することで人間的に成長する

→仕事でしかできない成長があるのはその通りだが、育児によってしかできない成長もあるのは事実。前回の育休中にそれを強く実感。また、チームワークに関しても保育園の保護者会の役員を経験したときの方が成長した感がある。それぞれが仕事も家庭の事情も違う中、指示や依頼をして行事をつくりあげていく経験はとても貴重であった。

 

他には権限が増えるとか、社長への道が近づくとかだろうか。

 

■デメリット(あくまでも私・当社)

・子どもとの時間が激減する

→働き改革のおかげで一般職の業務量は全体的に減っているものの、その分のしわよせは管理職へ。繁忙期は終電だし、土日もないし。年間の公休消化さえままならない状況。同世代の管理職が増えてきており、育児に対する理解はとてもしっかりしてくれるので配慮はしてくれるだろうが、結局は誰かがその分をカバーせざるを得ないと考えると自分だけどうこうはできない(しづらい)。

 

こうして冷静に考えてみると今の私にとってはデメリットしかないことに気づく。

もちろん、すべてはバリキャリ妻のおかげです。

こんな話を同期にすると、「ローンがあるんだよ!子どもの教育費があるんだよ!」と一方的に言われてしまうのでブログでしか吐露できない。

マスオなりに、恐妻家なりにそこそこは苦労はしているんです。

 

金を取るか自由を取るか。

 

そんなわけで結局、私は出世のどこに魅力を感じているのかを考えてみるとただのちっちゃなプライド、自己満足。

肩書が欲しかっただけにすぎないと気づかされてしまった。

「限定」という言葉に弱い私。

「空港限定」「周年記念」「MAKUAKE限定」「プレミアムバンダイのみ」といった各種限定品にどれだつぎこんできたことか。

結局はその延長にすぎなかった。

「株式会社どこどこ  経営戦略室  ●●(統括・室長補佐・マネージャー)」

といった●●部分が欲しかっただけなんだろうな。

そして、昔は参加していたが今ではめったにいかない異業種交流会での名刺交換の場で「どこどこの●●なんですか!」って言われたいだけなんだろう。

この、年に一回あるかないかの場のためだけに。

それは世の中に失礼な話だ。

 

あまりにもくだらない理由だと気づいたので一気に楽になってきた。

 

しかし、妻からの「出世してどうするの?育児はどうするの(誰がするの)?」は衝撃的であった。

でも、このセリフ、ちょっと前ならば当たり前のように夫から妻に言われてきたのだろう。

男女雇用機会均等法の施行から30年あまり。

我が家ではきちんと遵守されています。

母を訪ねて特養へ。

産まれてから死んでいくまで何かと待機させられる日本。

我が家は待機児童とは無縁だったものの、待機特養には陥ってしまった。

特養、つまり特別養護老人ホーム

終の住処の老人ホームなので空くのは入居者がいなくなった時、つまり亡くなった時。

誰かの死を待ち望まなくてはいけないなんてあまり気持ちよいものではない。

幸いにも私の母は数ヶ月待ちで入居できたので恵まれていた。

 

↓その時のお話↓ 

iqo720.hatenablog.com

 

特養への入居から2ヶ月。

レンタの写真を持ってナツオと一緒に報告がてら母を訪ねに行く。

 母を訪ねたのは入居してから初めて。

当然ながらナツオは行くこと自体が初めて。

 

この特養には職員さん用の保育所が併設されており、入り口付近の大きなお庭には園児たちが10人くらい遊んでいる。

いきなり一緒になって遊びだすナツオ。

とりあえず鬼ごっこを始めている。

子どもってのはつくづく凄い。

一瞬で打ち解けてしまう。

 

ナツオをちょっとだけ遊ばせてから母のもとへ。

 

久々に会う母は以前のようにすらっと痩せて表情も少し豊かになっていた。

もともと痩せていた母だったが、老健入居時には車いす生活だったこともあり急激に太っていった。

それが今回は別人かってくらいに痩せている。

息子としては昔の面影を感じられてとても嬉しい。

 

持って行ったナツオとレンタの写真を食い入るように見つめる母。

そしてレンタの出生時の話を楽しそうに聞いてくる。

ナツオにも積極的に話しかけている。

朝に何を食べたかも思い出せないのに、数か月ぶりに会う孫のことはしっかりと覚えていてくれる。

人間は不思議だ。

 

昔は、会話がつながらないことにストレスを感じてあまり話さなかったナツオもちゃんと会話に付き合うようになっていた。

息子の優しさと成長を感じて嬉しくなる。

 

職員さんに話を聞くと、施設内では圧倒的に若い母を入居しているみなさん可愛がってくれているらしい。

また、リハビリが目的の老健とは異なり、生活の場である特養なので生活を豊かにするサークル活動も盛んとのこと。

母もフラワーアレンジメントや習字のサークルに入って手と頭を動かしているよう。

もともとフラワーアレンジメントは好きだったのでその効果で表情が豊かになっているのだろうか。

 

入居者からみたら孫のような私とひ孫のようなナツオの登場に、みなさんよく話しかけてくれる。

特に、ナツオにはもうあっちこっちから声がかかる。

もうみんな笑顔、笑顔。

子どもってのはつくづく凄い。

一瞬で大人の心を打ち砕いてしまう。

そして、それを見て母もニコニコしている。

 

母の為にはもちろん、みなさんの為にもなるたけナツオを連れて母を見舞いに行こうと感じた。

 

帰り際に母の習字の作品を紹介してもらった。

「幸福」とか「富士山」といったある種定番な言葉が並ぶ中にある母の作品。

 

「玉人」と「平」

 

???

恥ずかしながら初めて見る言葉。

平はともかく、玉人とは?

きっとこれは母からの何かのメッセージに違いない。

この二つの言葉の意味が解けた時に母は回復するはず、

と信じたい。

2回目の育休は秋からに、方針が固まる。

4月の人事異動に向けてバタバタしだすこの頃。

我が社の場合は二段階方式で、4月1日付で管理職級、4月16日付で一般職に辞令が出ることが多い。

ジョブローテーションが人材育成の柱になっているので部署をまたぐ異動は当たり前。

管理者と実務者の異動をずらすことで少しでも職場の混乱を防ぐのが目的らしい。

 

そんな中で上司たちに囲まれて育休取得について改めてどうするのかを問われた。

ありがたいのは、前回の取得によりイクオ=育休が会社中に知れ渡っており、育休取得が前提で話が進んでいること。

実際、レンタの出産報告をエレベーターや食堂で出会った人達にするたびに、

 

「おめでとう。で、今度はいつから入るの?」

 

とお祝いの言葉と質問をワンセットでされることが多かった。

 

前回の育休は、7月20日の長男誕生後、9月1日から4月15日までの取得。

そのタイミングだと今回は2月14日に次男誕生なので4月1日から入りたいのだが、さすがに職場事情が許さず。

実際、妻は4月下旬から徐々に仕事を始めていくつもりらしいので取得してもいいのだが、とりあえずは義母に頼らせてもらう。

 

風通しいのよい部署なのでずばっと投げかけてくる上司たち。

おおまかな方向性は妊娠報告時に伝えていたのだが、今回の報告を受けて人事交渉に入るらしい。

会社としてはよくないが、ここ数年間私しか担当していない仕事が多々あり、長期で離脱するならば中堅の社員を異動でひっぱってきてじっくりと引継ぎしていく。

短期であるならばとりあえずは部内でフォローして乗り切っていく。

私が長期か短期かで人事部との交渉も変わっていくとのこと。

 

なるほど、なるほど。

これを私の観点から要約すると、

短期→育休中はみんなで乗り切るから復帰したらヨロシク!

長期→後任者がお前の仕事はばっちりカバーするから安心してくれ。欠員として補済みだから復帰したら新しい職場でガンバレ!

となる。

 

実際、前回は4月から後任が補充されて5ヶ月もみっちりと引継ぎをさせてくれた。

経営企画部という特殊な部署だから欠員を出すわけにもいかなかったんだろう。

ただし、育休取得の前日18時に取締役に呼ばれて、育児に向けての激励の言葉をいただけるのかと思いながら役員室に行ったら

 

「君の選択によって君は同期より出世が遅れるかもしれないが、それは君自身の選択の結果だからね。会社を恨んではいけないよ。そもそも男性というのは遺伝子的に育児に向いていないという結果もあるらしいが。それじゃ。」

 

といつまでも心に残る強い激励の言葉いただけた。

今だったら完全なアウトな発言だよな。

私が半沢直樹じゃなくてよかったですね。

倍返しされていたところですよ。

 

前回はそんなわけで育休前にみっちりと引継ぎを行い、復職は別の部署となった。

 

今回の育休にあたっては、妻の仕事との兼ね合いもあるものの、現実的に株主総会、第1四半期までは取得が難しそう。

本当は今すぐにでも取りたいが。

結局、方向性としては、

 

9月1日から4月15日まで(慣らし保育があるので)

ただし、保育園ありきなので欠員募集に入れたらすぐに復帰もありえる。

また、4月に入れなかったら延期の可能性もりえる。

 

長男がいるので次男はいけるだろうと思っていたのだが、ナツオと同学年かつレンタの同学年というお友達が保育園に入れなかったという衝撃的なニュースがパパママ友の間に飛び込んできたばかり。

つまり、上の子がいる、かつゼロ歳児なのに保育園に入れなかったということ。

レンタはかなり厳しい闘いに巻き込まれてしまいそうだ。

 

なにはともあれ、とりあえず会社に方向性を伝えた。

中堅が入ってきたら私の居場所はなくなる前提になる。

ただし、えてして想像もつかないことが起こるのが会社の人事異動。

まさかの私が他部署に出されたり、関西や九州に飛んでいくなんてこともなくはない。

今年はどんなドラマが待っているだろうか。

 

 

イクオの一日。【2人目生後1ヶ月編】

今日でレンタはちょうど生後1ヶ月。

2,180gと低体重だったレンタも順調に育ってきた。

まだ3,000gの壁は高いがすくすくと育っている。

長男ナツオの記録用に毎月の一日の記録を書いていたので、レンタも同様に記録用に一日の生活を残しておく。

 

iqo720.hatenablog.com

 

【4:00】

起床というか妻に起こされる。妻と交代してリビングへ。

ひたすら抱っこ地獄が続く。 

 

【6:00】

配信された日経新聞の電信版をチェックしながらレンタを抱っこ。

レンチンして朝ごはんを食べ、コーヒーを飲んで眠気覚まし。

 

【6:55】

妻とナツオを起こす。

ラジオを聞きながらナツオにご飯を食べさせ、着替えもさせる。

 

 【7:45】

保育園&会社へ出発。

 

【8:00】

保育園にナツオを預けてイクオ出発。

  

【8:40】

会社に到着。準備をして仕事開始。

  

【17:20】

お迎えがあるのでオンタイムで退社。

どうしても仕事が終わらなさそうな時は義母にヘルプの連絡をして残業。

  

【18:00】

ナツオのお迎えをして帰宅。 

 

【18:15】

帰宅してまずはナツオをお風呂に入れる。

 

【18:45】

義母のご飯を囲んで皆で夕食。

毎日ご飯を用意していただけるのは非常にありがたい。

  

【20:45】

就寝準備。少し布団の上でナツオの特訓と言う名のじゃれ合い。

ひたすらブレーンバスターをかけて後ろ受け身をさせる。

この隙に妻は義母のフロアでレンタの授乳。

授乳を終えた妻がやってきて3人で就寝。

レンタはそのまま義母にお願いしてみていてもらう。

  

【24:00】

妻が起き出し、義母からレンタを預かってイクオ家のフロアへ連れてくる。

リビングで授乳しながらウトウト。

 

こうして見るとレンタとはあまり触れあっていない毎日。

朝の4時からの3時間が非常に貴重な親子の時間となっている。

そもそも義母がいなかったら我が家は成り立っていないことが改めて判明。

 

来月は地獄の繁忙期が待っている。

4月から6月末の株主総会まではなかなか休めなさそうだし、早く帰られなさそう。

1ヶ月健診を終えればさすがに妻も保育園の送迎はやってくれるはず。

4月までのわずかな時間をだんらんの時間としてナツオと楽しんでいくつもり。

そしてレンタともしっかりと時間つくらないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

幼なじみが駆け落ちしていて驚いた話。

地元の友人が2人目の出産祝いをしてくれるということで久々に集まった。

30歳も半ばを過ぎればただ会う口実、飲む口実が欲しいだけ。

 

乾杯をして一通り盛り上がった後に地元の近況で更に盛り上がっていると、唐突に「最近さっちんと連絡取ってる?」と言われる。

これはさっちんに何かあったことを言いたいのだなとさっちしてノーと答えると、とんでもないことになっていた。

というか、こんなこと本当にあるんだな。

 

さっちんと私は同じ町内で幼稚園から一緒。

そんなわけなので当然親同士も仲が良い。

あいにく私が地元を離れ、さらに母が倒れてからは音信不通になったものの、気軽に連絡を取れる仲ではある。

 

そんなさっちんだが、いつの間にか駆け落ちをし、いつの間にか子どもを産んでいたと聞いてびっくりしてしまった。

浮気や不倫ならばよくある話だが、ダンナと子どもを置いての駆け落ちってありそうでなかなかない。

結婚が早かったこともあり、小学校三年生の娘がいる彼女。 

入学のタイミングでおばさんの敷地内に家を建てたばかりのはず。

 

ただただ唖然とするしかなかった。

誰と?

ダンナさんは?

娘さんは?

おばさんは?

もう質問しかない。

そして地元って怖い。

情報はすでに共有されている。

 

高校時代に付き合っていた元カレと偶然出会い、焼けぼっくいに火がついてしまったらしい。

確か高校の時の彼氏って40歳過ぎていたはず。

ってことは、今60歳過ぎってこと?

不倫はともかく駆け落ちの上で出産って…。

 

陳腐な言葉で言えば「妻である前に、母である前に、さちこ(仮名)はオンナであった。」ってやつだろうか。

それって昼ドラとかレディコミの世界の話じゃなかったの?

そして2人は北の方の山奥にいるらしい。

事件の犯人と駆け落ちは北を目指すと江戸時代から聞くが、日本人の本能なのかDNAに埋め込まれているのだろうか。

とりあえずおばさんがめちゃめちゃ疲弊しているらしい。

彼女に変わって学童にお迎えにいったり、晩御飯つくったり。

敷地内の家だからダンナさんとも必然的に朝晩と顔合わせるらしいし。

全方位的に申し訳ない気持ち。

 

本当になんだこれ?な世界。

 

不幸しか生まれてない。

 

ダンナさんと娘の辛さは想像できないし、おばさんは倒れそうだし。

産まれてきた子どもも父親が60歳過ぎだから何かと苦労する可能性が高いだろうし、こんな状況だから親族の協力も得られにくいだろうし。

 

もうなんだかなぁ、なんだかなぁしか出てこない。

南無阿弥陀仏や南無妙法蓮華経のように「なんだかなぁなんだかなぁ」と唱えれば世界が幸福であふれてくれないかな。

そのためだったら何陀可南阿教の開祖にだってなってやる。

 

帰宅中にもしも私だったらどうする?と深く考えてしまった。

マスオな生活だからその後の状況は似ているかもしれない。

ナツオになんて話せばいいんだろう。

子どもがいても男女の前には抑止力にならないのか。

父親を見てきたのでそんなものかなと思ってきたが、実際に父親になったらそんなものでもないと思ってきたのに。

 

もしも私の妻が駆け落ちをし、私が残されたらどうするか?

 

ただ一つ明確なことは、この状況をネタにしてこれでもか!ってなくらいに詳細にブログに書くだろうな。

いつか昼ドラの脚本家の目にとまる日を夢見て。

逃げられるは恥だが役に立つ、はず。

 

「妻が駆け落ちして、気がついたら息子に妹ができていたマスオさんの話」

というブログが巷で話題になっていたら私だと思っていただいて結構です。

 

 

主に泣かれています、朝四時から。

朝の4時から育児もだいぶ慣れてきた今日この頃。

しかし、朝の4時から何をしているのかと言うと、主に泣かれています。

そして私は主に泣いています。

ただひたすら抱っこしています。

 

 

本当にひたすら抱っこ。

レンタも眠いのだろう、ウトウトしているのだが、布団に置いた瞬間に泣き出す。

 これが刹那というものかと納得するくらいに鮮やかに泣き出す。

 

抱っこする→ウトウトする→布団に置く→泣き出す→抱っこする→…。

 

これを毎朝4時から7時まで繰り返す。

テレビも読書もできやしない。

ただひたすら子どもをあやすだけの3時間。

 

妻曰く、日中はよく寝ていて、元気よく活動するのは夜中から明け方にかけてらしい。

それでも妻が夜中に一緒にいるときのレンタはウトウト寝ているようなので4時という時間なのか、私が一緒にいるからなのかのどちらかが原因だと思われる。

 

陳腐な言葉で表せば、「会えない時間を埋めるがごとくレンタはイクオを求めるのだった。」といったところだろうか。

 

最近はちょっと忙しくなり、19時過ぎ退社が続いている。

長男ナツオのお風呂があるので、繁忙期ではあるが一人早めに帰らせてもらっている。

 

我が家の夜のタイムスケジュールを記すと、

19時過ぎ 退社

20時頃 帰宅してナツオとお風呂

21時頃 私、妻、長男で就寝。次男は義父母のリビングで遊んでいる。

24時頃 妻起床。義母から次男を預かり、我々のリビングで授乳。

 4時 私が起こされ、妻と交代。リビングへ。

7時 妻と長男を起こして出発準備。

 

レンタは24時まで義父母のリビングにいるので(義父母ありきでベビーベッドはそちらに設置している)、帰宅してからレンタと会うことはなし。

すぐにナツオをお風呂に入れなきゃいけないし、そのまま寝かしつけなきゃいけないし。

それにナツオが私と布団の上で遊びたがるのでレンタのところに行くこともできない。

まぁ顔見に行くだけなら階段降りるだけなのだが、義父母も気を使うだろうし。

そんなわけでこの一週間を振り返るとレンタと会うのは朝の4時からのみだった。

 

毎朝の定点観測なのか寝ぼけているからなのかはわからないが、日々大きくなっていること、顔立ちがしっかりしてきたことなどが毎朝伝わってくる。

しかし、そんなしみじみ感はせいぜい10分。

慣れてきたとは言え、眠いものは眠い。

目が覚めてきてもレンタのグズグズは止まらず抱っこ地獄が始まる。

ただただひたすら抱っこ。

インプットもアウトプット作業もできずにただひたすら抱っこ。

 

3時間もひたすら抱っこという濃密な時間。

これがレンタの全身全霊の愛情表現なのだろう。

この上なく幸福に包まれた無駄な時間はいつまで続くのだろうか。

 

たまにはこんな時間があってもいい。

そう、たまにならね。

本当にたまになら。

週に1日とか、三連休の中日とか。週末とか。

(某携帯のCM風に)そう、たまにならね。