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Call me Iqo.Pls!

月→土とバリキャリ勤務の妻を持つ小心者の夫。2012.09.01→2013.04.15まで一回目の育休取得。育児記録用のブログです。2017.09.01より二回目の育休取得予定。

会社のバーベキューに行ったらマティーニにフレンチトーストと想像以上に凄かった。

同僚に誘われて他部署のバーベキューに参加しにお出かけしてきた。

会社のオフィシャルなバーベキューではなく、あくまでも部署の懇親会バーベキュー。

しかし、食べるの大好き、集まるの大好きな会社ということもあり、主催部署以外にも続々と人が集まり、総勢60名、子ども10名という大バーベキュー大会だった。

私も前の部署の時には担当役員がバーベキュー好きだったこともあり、年に一度は幹事として行っていた。

この時は役員を喜ばせる為に人数のノルマがあり、マルチ商法ばりに同僚、後輩に勧誘の電話をかけていたもの。

それくらい、部署に関係なくバーベキューに関しては熱いのが社風。

 

今回はナツオと2人でお出かけ気分で参加してきたが、もう想像以上に凄すぎてただただ驚いた。

会社のバーベキューと言えば思い描くのは、ふだんはどんくさい先輩が火起こしの達人だったり、ガミガミ厳しい上司がプロ顔負けの料理上手といった意外な一面を見せてくれるというもの。

しかし、我が社のは違う。

プロ顔負けではなく、プロの料理が出てくる。

レストラン事業を全国展開していることもあり、調理人も大勢いる。

料理好き、お酒好きな人も多く、上の方々のつながりで調理人が多数参加してくれた。

 

そんなわけで、我々がいただいたメニューは当然ながらバーベキューのレベルを凌駕している。

まるでアウトドア専門のレストランのよう。

 

オリーブオイルたっぷりのアヒージョ。


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鴨のロースト。

写真撮る間もなく瞬殺。

 

パエリア。というか、本格的なパスタ使用なのでフィデゥア。


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スズキの岩塩焼き。


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ハンマーで割るのが楽しく大盛り上がり。

アルミトレーで挟んでで何を蒸しているのかと思ったら岩塩で豪快にスズキを蒸していました。

割った後は特製ソースと黒胡椒で更に美味しく。


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桜エビのパスタ

こちらも写真撮る間もなく瞬殺。

子どもにも大人気。

デザートはフレンチトースト!


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しかもアイス付き!

炭火でフレンチトーストつくるなんて初めて見た。

余ったフランスパンを使ってあっという間につくってくれた。

 

次々と出てくる料理にとにかくびっくり 。

もちろん、バーベキューらしくお肉やソーセージも出てくる。


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贅沢極まりなさすぎるバーベキュー。

味はもちろんだが、プロの手さばきは見ていて美しく楽しい。

 

ひらすら食べているナツオのところにやってきた事業部長が、

「どうだ、ぼく、美味しいだろ。」

と問いかけると、

 

「うん。なんかバーベキューじゃなくてホテルにきたみたい。」

と親もびっくりの百点満点の回答。

 

「そうか、ホテルか~。ガハハ。」

と上機嫌で頭をなでる事業部長。

 

「子どもはまずは愛嬌」を信条に教育してきたが、見事に実践で活用された。

 

 

もちろん、バーベキューといえば昼から飲むお酒も大事。

当然ながらお酒も凄かった。

缶ビールに飽きたのでチューハイをもらいに飲み物コーナーに行くと、そこにはバーテンダーが!

氷結飲むつもりが、立派なカクテルが出てくる。

 

どんな感じで?

ベースは?

アルコールの強さは?

 

と質問を受け、「お肉に合う感じでスッキリとでもガツンとくるような炭酸入りのお酒をお願いします。」と答えると、これまたきれいな手さばきでカクテルを作ってくれる。


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デザート用の果物をサッと切ってのフレッシュフルーツのカクテルやピールを効かせたカクテル。

さらにはカクテルの帝王マティーニまで。

ここぞとばかりにたくさん飲んでしまった。モスコミュールやジントニックならまだしも、まさかマティーニがバーベキューで飲めるなんて。

カクテルに使うリキュールだけでなく、ワインに日本酒に焼酎にと、酒好きが自慢の一品を持ってくる。

惜しげもなく出てくるお酒の競演。

それぞれが楽しく自慢の一品のうんちくを語っている。

 

子どもの面倒はたくさんいる若いもんが見てくれるので安心して飲み食いできる。

 

ここは天国か?

いや、もうここを天国にしてくれ。

 

大好きなブロガーさんのひとりが、

「バーベキューパーティーから読み取る仕事の効率性」

という記事を書いておられ、とても共感しながら読んだばかりだったので、改めて我が社はどうだろうかと楽しみにしながらの参加だった。

バーベキューと鍋に人間性が出るのが持論なので、ついつい見てしまう。

 

結果、自社自賛で実に気持ち悪いがただ最高なだけだった。

思うに、

・他部署の人が中心なのでゲスト扱いで気楽

・入社して14年目と中堅なので人間関係も気楽

・子連れなのでとりあえずチヤホヤしてくれて気楽

なだけかもしれない。

自部署だったら忙しいし、子どもがいなかったら手持ぶさたになって動き回っているかもしれない。

 

ただ、部署の懇親会とは言え、その部署の半分も来ておらず、あくまでも有志参加。つまり、強制ではなくて好きな人の集まりというのが大きいのだろう。

だから、みんながみんな、それぞれの役割を自然と行っている。

料理を作る人、子どもの相手をする人、準備をする人、写真撮影をする人などなど。

圧巻だったのは、片付けの時間。

事業部長や本部長といった偉い人自ら率先して生ごみ集めており、10分足らずで全てが終了。

座ってぐだぐだしている人は皆無。

この様子には新入社員が驚いていた。

 

繁忙期が続いていたので「クソな会社め!」とイライラしながら残業していたが、なんだ良い会社じゃないか。

ちょっとだけやる気が出てきた。

上司がいなくて気楽なだけだったかもしれないが。

 

 

ナツオにはただ美味しい、楽しいだけではなく、お片づけの様子まで含めて記憶に残して行って欲しい。

このみんなでやるお片づけこそがバーベキューの凄いところなんだと。

ただし、このバーベキューが基準になってしまうとそれはそれで困る。

当たり前のように食べていたが、パエリアやパスタが普通なんじゃない、粉っぽいソース焼きそばが普通なんだ。

 

 

 

 

 

 

 

Numberを読み松坂世代に生まれたことを誇りに思った。

本屋で見かけてタイトルだけで迷わず購入した雑誌Numberをようやく読み終えた。

繁忙期の最中、この雑誌にどれだけ救われたことか。

これからも鞄の中に入れておこうと思ったのは、Numberの926号。

タイトルはズバリ「2017年の松坂世代」。

 

私も松坂世代のはしくれ。

読まない理由が思いつかない。

 

高校時代はハンドボールに明け暮れており、野球とは無縁であったが、誇り高き神奈川県民。

夏は横浜高校を応援していた。

神奈川代表として全国で大活躍していく姿がとてもまぶしかった。

 

そしてその後に量産される大量の松坂世代。誌面によると、総勢93名がプロ入りとのこと。

村田、杉内、和田、藤川球児、館山、永川といった現役だけでもまだ19人が活躍中。

引退した選手だと、木佐貫新垣渚、古木、多田野、東出、森本ひちょり等々。

知っている選手しかいない。

 

アスリートでもエリートでもない私でさえ、松坂世代の大活躍には刺激を受けてきた。

スポーツの力ってやつである。

 

就職活動での面接で

「将来の夢はなんですか?」

と聞かれたときは迷わずに、

 

「将来、御社の役員室で松坂選手と対談し、私も○○業界の松坂世代代表と言われるようにがむしゃらにやってきたんですよ。と伝えることです。」

 

なんて答えていたもの。

このやり取りって冷静に文章にすると王・長嶋に憧れる少年そのままで、実に昭和なテイストであるが、意外と年配の面接官からの評判はよかった。

「ほう。おもしろいね。」

なんて言われていたものだ。

なんだかんだ言ってプロ野球にはいつだって夢がある。

 

雑誌を読みながらそんなことを思い出していた。

しかし、Numberは昔は良かった話で盛り上がるような甘っちょろい雑誌ではない。

今回は松坂を筆頭に、37歳を迎える松坂世代が必死でもがいている今の姿が中心の構成。

 

いや~、このタイミングで読めてよかった。

ただただ輝いているだけで憧れであった松坂世代が、試合に出るために、引退後の第二の人生を生き抜くために必死でもがき苦しむ姿なんて当時はまったく想像もできなかった。

そう思うと私なんて、この繁忙期も仕事上の小さな不満も、育児のイライラも小さなことに思えてくる。

 

野球以外の松坂世代だと、まったく面識はないが大学の同級生でもあったサッカーの中村憲剛又吉直樹星野源壇蜜となかなかのメンツ。

それに忘れてはいけないのが、Bリーグで再び輝きだした田臥勇太

みんな必死でやってる。

 

松坂世代に誇りを持ち、○○の世界の松坂世代代表です!と胸を張って言えるように私も頑張ろう。

今となっては役員室へのこだわりはないものの、どこかのホテルのスイートルームあたりで対談する日をもう一度夢見て。

 

何度も何度も読み返したくなる胸アツな特集であった。

 

イクオの一日。【2人目生後3ヶ月編】

バレンタインベイビーなレンタは早くも生後3ヶ月。

仕事が繁忙期中なのでここのところ寝顔しか見ていない気がするものの、日に日に顔つきがりりしくなってきた。

ここで毎月の記録用に一日の生活を記しておく。

 

【6:00~7:00】

レンタのおっぱいを求める声で起きる。

しかし、おっぱいを求めなければ7時過ぎまでぐっすり眠れる。

もう夫婦交代でレンタとのリビングでの就寝は終わり、基本は妻がリビングで寝て、レンタがおっぱいを求めて泣きだしたら寝室から連れて行き、リビングで授乳。

そして授乳を終えたらまた寝室にレンタを置いて妻はリビングで就寝というのが最近のスタイル。

寝室では男三人が川の字スタイルで寝ており、右手にはレンタ3ヶ月が、左手にはナツオ4歳がいる状態。

うっかりと右に寝返りうったらレンタは圧死というリスクに怯えながら眠る毎日。

 

【7:15】

ナツオを起こす。

相変わらずレンタ大好きのナツオ。

一方的に遊ぼうと抱きつくのでレンタも強制的に起こされる。

2人を離し、ナツオの朝のお支度をさせていく。

朝ご飯とお支度を終えたらEテレの「みいつけた」を見ながらナツオと遊ぶ。

夜にナツオと遊べない今は、朝が貴重な親子の触れあいの時間。

 

 【8:00】

出社。

ナツオの送りが懐かしくなってきた。

一人は気楽だが少しさびしくもある。

  

【8:40】

会社に到着。準備をして仕事開始。

 同じ頃に妻はナツオを保育園へ送っていく。

 

【22:00】

退社。

まだまだ絶賛繁忙期中の毎日。

株主総会を終えるまでと思っていたが、そうしたらすぐに第1四半期。

いったいいつになったら落ち着くことやら。

ただ、この頑張りが残業代として反映されていく。

目先の月給だけではなく、育休中にいただく給付金の算定基準に。

それを励みにして頑張るしかない。

  

【22:45】

帰宅。

妻とナツオは就寝中。

起こさないようにしながらレンチンご飯。

晩酌しながら読書しつつのんびりとリラックスタイム。

なかなか一人の時間が取れないので誰にも邪魔されない時間があるだけ、繁忙期の方がのんびりできる部分もある。

 

【23:30】

ナツオを起こさないように、レンタを潰さないように気をつけながら就寝。

  

【25:00】

右から聞こえてくるレンタのおっぱいを求める声に起こされる。

レンタを抱えて妻のいるリビングへ。

余裕があれば授乳しながら妻と会話。

しかし、眠いのでレンタを預けてまた布団へ戻ることの方が多い。

夫婦ともに睡眠不足でイライラしがちだし。

 

こうしてふり返るとやっぱりレンタとは触れあっていない毎日。

深夜に妻のもとへ抱えていくたびにレンタが重くなっている。

確かに成長しているのだなと実感。

ただし、毎日がこんな感じなのでレンタの表情は楽しめず。

寝顔と泣き顔しか見ていない気がする。

土日はどうしてもナツオ優先になってしまうので、なかなかレンタとは触れあえない。

ただ、育休に入ったらがっつりレンタと触れあうわけだし、今はそれでもいいか。

 

まだしばらくは繁忙期が続くが、あと3ヶ月だと思うと力が湧いてくる。

ゴールが見えてくると全然違う。

最終コーナーだと思って駆け抜けてやる。

耳なし芳一かのごとく水いぼをとるナツオ。

耳なし芳一

って何かと言うと、水いぼを取る前のナツオ。

 

ナツオ4歳に水いぼが目立ち始めたのは秋頃。

ポツポツといぼがナツオにできていた。

アトピー治療の為に定期的に通っている皮膚科で相談すると、

①とることもできるが痛くて大変

②半年から1年で自然治癒していく

とのことでそのまま放置ということになった。

その後は毎月の通院の際にもいぼに関しては放置。

 

友人の皮膚科医に軽く相談すると同様の回答を受け、まあそんなものかと放って置いた。

 

そして気が付けば、両手、両足、胸、お尻といぼいぼがナツオの体にびっしり。まるでフジツボのよう。

ちょっと多くなってきたかなと思ったタイミングで保育園より連絡が。

 

「水いぼが目立って増えてきている。他の子どもにうつるリスクを減らすために長袖着用でお願いしたい。」

 

もうすっかり夏だというのに、長袖の洗礼。

暑いのはもちろん、一人だけ長袖ってのはかわいそうだろ。

 

むむむ、むむむ。

 

と悩んだ結果、最近オープンした別の皮膚科に相談しにいくことに。

 

すると、綺麗な女医さんに開口一番、「よくここまでいぼを育てましたね。」と感心される。

なるほど、いぼってのは育てるものなのか。

と変なところに感心してしまった。

 

そして相談の結果、水いぼをとることに。

皮膚科医の中にも考え方があり、

①きりがないし、無害だから自然治癒を待つ

②そうは言っても子どもがかいてしまって広まってしまうので早目にとっていく

の2種類があるそう。

最初に行った病院は前者で、こちらは後者。

しかし、難しい話よりも心が動いたのは、女医さんにもお子さんがおり、昼寝しているタイミング等でいぼを早め早めにとっていたというお話。

 

なんだろう。

親になって以降、エビデンスも大事だが、先輩ママさん、パパさんのお話に、より影響を受けるようになった。

答えがない世界ならば、信頼できる方を選びたい。

 

そこで、いぼ用の麻酔シールを受け取り、改めて来院していぼを取ることに。

 

そうして生まれたのが逆耳なし芳一

ふじつぼのようにびっしりとついているいぼにシールを貼っていく。

夫婦で約40分の大仕事。

しかし、息子の為ならばやってやるっきゃない。

一心不乱に麻酔シールをハサミでちぎっては、裸で仁王立ちのナツオの体中にシールを貼っていく。

手足はもちろん、お腹や背中、お尻まで。

阿弥陀寺の和尚さんもきっと同じ気持ちで芳一に経文を書いていったのだろう。

およそ1,000年の時を経て芳一が今、蘇る。

 

なんてシールを貼りながらキャッキャッしていたら、案の定妻に怒られる。

 

くだらないこと言ってないで早くやれ、と。

 

その通りです。

 

シールを貼り終え、耳なし芳一状態でそのまま皮膚科へ。

シールのおかげで皮膚の感覚が鈍っており、シールごといぼをつまんでも痛くない、らしい。

せっせ、せっせとシールごといぼを取っていく医師。

そして、痛くはないが違和感に耐える仁王立ちの息子。

容赦なく襲ってくるピンセット攻撃にもびくともしない。

この姿。

まるで、弁慶。

弁慶の仁王立ち。

  

そんなことを考え、にやにやしながらナツオを抑えている間にいぼ取りはとりあえず終了。

今回取り残したものはまた改めて取るということになった。

いぼが一気に減り、保育園での半そでもようやく解禁となった。

ナツオもいぼが減って嬉しそう。

よかった、よかった。

 

しかし、耳なし芳一に弁慶とは、平家の亡霊対源氏で、まるで源平合戦ではないか。

たかが、みずいぼ取りが源平合戦につながっていくとは。

歴史は繰り返すんですね。

 

 

 

 

 

 

 

特養にいる母のもとへレンタ2ヶ月を連れていく。

ゴールデンウィークを利用してレンタ2ヶ月を母の元へ連れて行った。

特養に入居中の母。

高次脳機能障害を煩っており、認知能力が弱い。

そんな母に少しでも刺激をと思い家族4人でお出かけ。

 

特養という性質上しかたないのかもしれないが、立地は山の方。

丹沢を望む場所に母の入居施設はある。

繁華街を抜けていくと一気に畑と山。

それでも実家から車で15分の距離。

ナツオにとっては景色の移り変わりが新鮮なようで興奮している。

 

「またキャンプ行くの?お見舞じゃなかったの?」

 

と新緑を眺めては喜んでいる。

 

小さい頃によく母と弟と犬を連れて遊びに出かけた公園の近く。

とても懐かしい。

これはこれで帰ってきた感がわき上がってくる。

 

やっぱり緑が見えない生活はおかしいだろ。

なんなんだよ、東京。

 

と妻に聞こえない範囲でつぶやいているうちに施設に到着。

 

そして感動のご対面となる。

 

まずはナツオとの交流。

不思議なもので朝に何を食べたかは覚えていないのに、孫のことはよく覚えている。

 

なっちゃん、大きくなったね~。」

 

とニコニコしている母。

ここだけ切り取ったらどこにでもある祖母と孫の光景。

このまま切り取れたらどんなにいいだろう。

 

ナツオにたくさん語りかける母。

気がつけばナツオ4歳の方が母を越えていた。

気を使って祖母との会話に付き合うナツオ。

母は64歳なので施設内では圧倒的に若く、いつもポツンとしているとのこと。

会話に飢えているのだろう。

ナツオに熱心に語りかけている。

ナツオは色々と母に付き合い、首をかしげる母に得意げに教えたりしている。

 

息子の成長がなんとなく嬉しくて、母の老いていく姿がどことなく哀しくてなんだか泣きそうになってくる。

 

ナツオとの交流が一通り終わったタイミングでレンタくんの登場。

手を添えながら母にレンタを抱かせる。

そうしたらもうびっくり!

抱いた瞬間に表情が一気に変わる。

パーッと明るくなる。

明るいというよりかは慈愛に満ちているといった方がしっくりくるか。

 

細くなった手でしっかりと赤ちゃんを抱きしめる母。

大げさかもしれないが、後光が差しているかのような明るい顔。

菩薩様のようにやわらかく、愛にあふれている。

 

これには妻もびっくり。

ここまで変わるのか?ってなくらいの豹変ぶり。

レンタも優しい表情で母をじっと見ている。

 

なんだろう。

やっぱり母性ってあるんだな。

ああ、お母さんってこんな顔してた。

見つめ合う母とレンタを懐かしい思いで見つめる私。

 

年を取ると涙もろくなるから嫌だ。

 

この光景に慣れる為にも頑張ってレンタをちょくちょく連れてこようと思うのだった。

それにしても赤ちゃんの力はすごい。

長男と比べると申し訳ないくらいにあっさりとしたお宮参り。

二人目の宿命なのだろうか。

レンタが産まれてまもなく3か月。

一気に暖かくなってきて絶好のお宮参り日和がやってきたというのにまったくモチベーションがあがってこなかった。

というか、お宮参りについて忘れていた私と妻。

いや、もしかしたら互いに忘れたふりしていただけで、このままなぁなぁになるのを待ち望んでいたのかもしれない。

もはやチキンゲームとなりつつあったレンタのお宮参り。

 

あまりにも話題にあがらず、行く素振りも見せなかった我々に業を煮やして、義父母より催促されることに。

いつ行くのか?どうするつもりなのか?と。

 

ナツオ4歳の時には両家にとって初孫ということもあり、きちんと行った。

私の父と、施設にいる母に代わって弟夫婦に正装で東京まで来てもらい、一緒に神社に行き、お宮参り後にみんなでお寿司を食べた。

しかし、今となっては父は他界しており、弟も忙しい。

ナツオの時はしっかりと着物を着て、かつ、写真撮影は別日程で行うほど気合いの入っていた妻も今回は消極的。

二人目の宿命なのか。

我々が年をとって丸くなったのか。

 

しかし、義父母からのプレッシャーに負けて、大安吉日の5月3日に我々と義父母でお宮参りへ行くことに。

基本は指示待ち人間の私。

妻のプランに従うのみ。

「ナツオがぐずるから」という大義名分を理由に、今回は神主さんによる祈祷はお願いせずに、お参りして境内で写真撮影して終了。

 

祈祷なんてすぐに終わるし、私とナツオで外で待っていてもいいのだが、余計なヘルプはみんなにとっての大義名分をなくしてしまうだけ。

お金も時間も貴重なもの。

男は黙って従うのみ。

 

そんなわけで、ものの20分でお宮参り終了。

やけにあっさりしていて申し訳ないくらい。

お参りしている向こう側ではちょうどお宮参りをしているご家族が神主さんの祈祷してもらっている。

 

「おとーさん、あっちの赤ちゃんは神様になむなむしてもらっているよ。なんでレンタはやらないの。神様に嫌われているの?」

 

至極ごもっともなご指摘。

 

なんも言えねぇ。

 

「神様も忙しいからな~」とわけのわからない言い訳をしてごまかすので精一杯。

いや、ナツオももう4歳。

まったくごまかせていない。

 

「さっ、お寿司買って帰ろう!」

と、へたくそな声かけをして神社を後にする。

それでも、 

「わーい!おすし、おすし!」

とご機嫌になるナツオ。

実に昭和な光景。

 

予約していたお寿司を受け取って帰宅。

本日の主役であるレンタはベビーベッドに放置し、みんなでお寿司をつまむ。

食いしん坊のナツオはお寿司7皿をたいらげて大満足。

 

もはやなんのためのお宮参りかわからなくなってきたが、神事ってそんなものか。

何かしらの理由をつけてみんなでご馳走を食べる。

そう思えば大成功のお宮参りと言えなくもない。

ありがとうレンタ。

 

 

キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原に行ったら至れり尽くせり過ぎて驚いた。

人生初キャンプだったので他の状況はわからないが、キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原へ行ったらあまりにも至れり尽くせりで驚いてしまった。

 

こどもにきゃんぷ!キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原(北関東/栃木県)| 初心者にも安心のコテージ!

 

これがキャンプってやつなのか。

これがリア充の世界なのだろうか。

参加者6家族15名のうち1名以外はキャンプ初心者だったので、みんなただただ圧倒されてしまった。

 

私の「死ぬまでにやりたい100のこと」リストの一つであった、親子キャンプ。

友人達のおかげで早速叶えられることができた。

 

場所は那須高原

車がないので私と息子は電車とバス移動。

 

それでも、

9:22 上野発の新幹線(はやぶさに乗れて息子は大興奮)

10:26 那須塩原到着

11:05 在来線発

11:10 黒磯着

11:55 東野バス発

12:05 キャンプ場最寄りのバス停着

そこから友人にピックアップしてもらって15分弱。

 

と、お昼過ぎには到着してしまう近さ。

こうしてみると在来線とバスの待ち時間を差し引けば、実移動時間は2時間もない。

遠いようでとても近かった。

 

友人が予約開始時刻に合わせて準備し、予約してくれたキャンプ・アンド・キャビンズ那須高原

何が凄いかは正直ピンとこなかったが、到着して、実際に宿泊して驚いた。

子どもに、家族に優しすぎる。

 

まず、大浴場がある。

もうこれだけで落ち着く。

やはりお湯につかれるかどうかでだいぶ違う。

特におっさん。

 

受付をかねたショップには一通りのキャンプグッズが販売やレンタルされているので、もしもの時も何とかなる。

 

そして一番驚いたのが、炊事場を兼ねたテラスには電気が通っていた!

IHコンロがセットされていた。

キャンプ場でIHコンロ!

矛と盾のような組み合わせ。

まさかキャンプ場でIHクッキングするなんて。

電気が通っていることは事前にわかっていたので、炊飯器やティファール、IH用の鍋はみんなで持参していた。

その為、バーベキュー準備しながら炊飯器でご飯を炊き、IH鍋でカレーを作る。

朝の目覚めのコーヒーはティファールで沸かす。

ザ・日常。

非日常の中に日常が見事に融和されている。

これぞダイバーシティー社会の理想形だろう。

 

「それじゃキャンプの醍醐味が!」

「不便さあってのキャンプだろう!」

大自然の中で文明の利器に頼るなんて!」

 

はいはい、みなさんごもっとも。

ご指摘はごもっとも。

しかし、こちとらキャンプ初心者である。

しなくてもいい苦労ならばしないにこしたことはない。

苦労してこそ得るものはたくさんあるが、自然の中にいるだけで十分得るものはある。

苦労の先はまた今度得ればいい。

 

電気が届いており、各キャビン内にも電源があるので延長コードがあればみんな充電OK。

スマホの電池残量も気にしなくても済む。

そしてスマホと言えば、敷地内はフリーWi-Fi

キャンプ場内を飛び回るのは蚊や蛾だけかと思っていたが、昨今では当たり前のようにWi-Fiが飛んでいるのね。

驚いてしまったよ。

思っていたよりも虫が少ないと感じたけれど、まだ寒いからではくてWi-Fiのせいだったのだろうか。

Wi-Fiが蚊に及ぼす影響については一考の価値がありそうだ。

 

電源&電波のおかげで、キャンプ風景をその場でインスタやらフェイスブックですぐにあげられる。

「みんなでキャンプしてます、イェーイ!」

「焼きマシュマロデビューの我が子!」

昨今のリア充ってやつらはそんな投稿に夢中になっているんだろうな。

松坂世代の我々はもう若くはないので、そんなこともせずに目の前の我が子を写真に収めることに精いっぱいであった。

 

今回宿泊したのは、「KATARAI」というキャビン。

www.camp-cabins.com

 

ベッド付のキャビンがあり、テントスペースもあり、暖炉あり、バーカウンターあり、ブランコあり、と大人も子どもも楽しめる。

もうなんでもある。

とりあえずここにいるだけで子どもは飽きない。

ブランコで遊んだり、キャビン内で遊んだり、夜は暖炉の火を眺めたりと。

手持ち花火はOKなので、本当に夜まで遊びっぱなし。

キャンプ場内には水遊び用の池もあるし、立派な遊具もたくさん。

ナツオはひたすら走りまわっていた。

 

トイレはキャンプ場の入口のみなので、いちいちトイレまで数分歩かなくてはならないが、しかも夜は真っ暗の為懐中電灯必須で、それ以外は本当にいたれりつくせりのキャンプ場であった。

校庭は土ではなく、ゴムマットが当たり前という腐った街で育っているナツオには全てが新鮮で、街灯がなくただただまっ暗な闇の世界にさえ驚いていた。

 

初心者には本当に安心安全でただただ感動するだけのキャンプ場。

まさに日常と非日常の境目の絶妙なバランス。

というか、まさにあそこは日常と非日常の境目だったんじゃないだろうか。

はっ!

日常と非日常、つまり、ハレとケ。

駅から乗ったバスは東野バス。

東野バスという名前を見て感じていた違和感はこれだったのか。

日常と非日常

ハレとケ

 柳田國男

遠野物語

東野バスも読み方によっては「とーの」

つまり、あそここそが実は遠野だったのではないだろうか。

当初の違和感通り、あそこはハレとケの境目であり、あのバスはパラレルワールドへといざなう銀河鉄道であったのか。

 

なんていつものように馬鹿なことを考えてしまう自分にうんざりしているので、もう一泊して浄化されたかった。